不同沈下を段階的に分けてみる
こんにちは
不同沈下というものは、引渡し後1~2年とあまり時間を置かずにわかる場合や、通常といわれるのは5~6年。長い場合は10年以上沈むこともあります。
土地によって違いがあります。
気付く方は比較的早く気付き、気付かない方はこの原因が「不同沈下」だとは思わないようです。では、どんな症状が現れるのか、不同沈下を段階的に分けその様子をまとめてみましょう。
初期段階
モルタル外壁・犬走りにきれつが発生する
第一段階
束立ての床の不陸を生じ、壁やタイルにきれつが入る。
窓・額縁や出入口枠の接合部にすきまが生じ犬走りやブロック塀など外部構造物に被害が生じる
第三段階
柱が傾き、建具の開閉が不良となる。床が傾斜して支障が生じる状態。
床を歩くとギシギシと音がしたり
最終段階
柱の傾斜が著しく、倒壊の危険がある。床の傾斜もひどく使用困難になる。
このように段階的に目に見えて、そして体感して「不同沈下」と認識できるそうです。
「きれつ」については不同沈下が原因なのかは専門の方に見てもらう必要がありますので、引渡し後の3か月点検や6か月点検は必ず実施しましょう。
その際はついつい室内を重要視して外部をおろそかにするので、どちらもまんべんなくみておくのが良いと思います。