住宅地盤に関する主なトラブルの事例 3


イラストAC

こんにちは😀

地盤に関するトラブルは何らかの理由により不同沈下が生じ建物に影響が及んだ場合が多いんです、トラブルの主な事例をご紹介します。


造成盛土の転圧不足による不同沈下

盛土造成は既設道路側から順次実施したため道路側が十分転圧されていたが最も奥の転圧が不十分なまま住宅が建設され、不同沈下が発生した。


※転圧とは?

砂や土に力を加えて空気を押し出して、砂や土同士の接触を密にして密度を高めて地盤を安定させることです


住宅建設時に十分な調査を実施していれば盛土の性状を把握できたはずです。

基礎構造の変更あるいは地盤改良などの対処で問題を回避できたと思われます。



傾斜地造成地における不同沈下被害


傾斜地の谷川を擁壁で抑えて盛土造成した宅地において

建物荷重で盛土が沈下し、盛り土が厚い谷側に家が傾いてしまった。


スクリューウエイト貫入試験で支持力はえられていたが、変形に対する情報が不足していた

傾斜地、つまり斜めの土地は擁壁で地盤を区切って造成しています。

こんなところに石垣が!?擁壁が!?という斜めの土地を見たことはありますか?その変形している土地には建物の荷重がどのようにかかるのか十分な調査と検討をしなければなりません。

その為にも、事前調査や造成時の情報がとっても重要になりますので、調査前の状態は正確に伝えて頂きたいです。






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資料は 社団法人全国地質調査業協会連合会 宅地地盤調査マニュアルより