地盤補強工事 【表層地盤改良】

 地盤補強工事 【表層地盤改良】



こんにちは

今回は地盤補強工事についてお伝えします

表層地盤改良は、対象地盤の土とセメント系固化材をよく混ぜ合わせて転圧

改良する地盤の厚さは0.5m以上、2.0m以下です。表層という言葉がぴったりの厚さですね!

砂質土、礫質土および粘性土の地盤に適していますが、そのほかの地盤でも固化材の種類や添加する量についての室内配合試験などの十分な検討がされるのであれば施工できる地盤があります。

もちろん、土以外の産業廃棄物等はすべて撤去を行い良質土に置き換える必要があります。
また、黒色を有する土質は酸性が高い場合があります。酸性が高いと必要な強度が得られないことが多く、固化材配合の検討を実施しますので、施工・検討の際は注意しましょう。


適用しない地盤は、地下水に流れがあり、安定していない地盤や改良地盤の下部に空洞が地中に存在している場合です。

施工の手順として大きく分けると6つの工程があります
①施工範囲の区割り
②固化材の添加 (室内配合試験により添加量を決めておく)
③撹拌混合 (ムラなく撹拌できているかはフェノールフタレイン反応で目視確認)
④改良土の掘削、仮置き
⑤基準層厚毎に転圧 (0.5m層ごとに転圧する)
⑥仕上げ転圧

品質管理として、設計で要求された性能を有していることを確認するために「一軸圧縮試験」を行います

このような工程を経て表層地盤改良工事が施工されます。



地盤補強工事、地盤改良工事、どれもその地盤にあった施工方法があります。
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