地盤 住宅地盤に関する主なトラブルの事例10

 地盤 住宅地盤に関する主なトラブルの事例10




不適切な地盤改良(柱状改良)で不同沈下発生


スクリューウエイト貫入試験(当時はスウェーデン式サウンディング)で地盤が軟弱であることが報告され、柱状改良を実施しましたが、改良体(地中に施工した柱状の杭)が設計強度に達しておらず、不同沈下を生じました。
その後、ボーリング調査で腐食土層が分府していることが確認された。
固化材が腐植土に適合していなかったために改良体の強度が発生しなかったために不同沈下を生じたもの。

スクリューウエイト貫入試験では分からない腐植土層。この腐食土層にも適合する改良体はありますので、やはりボーリング調査やPDCの重要性を再確認する事例ですね。

ここで、改良体について。
今回は柱状改良工事でセメントを取り扱う工事でした。

セメントやコンクリートは、施工日から徐々に強度が出ます。これはセメントやコンクリートに水分を与えると固化するからです。
この強度は通常28日後には設計強度が出るように施工されています。

この強度が出るまでに次の工程に着手しても良いの?と疑問に思うかもしれませんが、
家が一日で完成して急に荷重がかかるわけではありませんのでご安心くださいね。
家を建てる時には基礎工事、土台、棟上げと徐々に荷重がかかります。特に基礎工事では配筋検査など重要な工程もありますので大丈夫です。

少しの不安が大きな不安を招くことになりますので、気になる事がありましたらお問い合わせください。

他社施工の物件でもご相談ください。

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