地盤 六価クロム
こんにちは
地盤についていろいろと学んでいると、「六価クロム」という物質がある事を知りました。
六価クロムってご存知でしょうか。
まず、六価クロムはCr6+を含む化合物の総称です。
六価クロムは発がん性物質で土壌汚染対策法で定められた特定有害物です。
強い酸性で、食器のメッキ、顔料などで広く用いられています。
近年では人体影響を考慮して使用が規制されているんです。
天然資源を原料として製造されるセメントやセメント系固化材には、ごく微妙ながら天然鉱物の金属(クロム等)が含まれる事がわかっています。
地盤調査を終えて地盤改良工事を行う場合、現場の土の特性を混合させるセメントの相性によっては、六価クロムが溶出することがあるんです。
では、六価クロムを使用してるの!?危険じゃないの!?と思いますよね。
セメントの原料の中には三価クロムが含まれているんですが、毒性はありません。
六価クロムではないんですが、製造過程で材料を高温で焼成する際、三価クロムの一部が酸化して六価クロムになるそうです。
これらの安全性はどうやって分かるのかというと、もちろん環境基準値というのが定められています。施工する前にセメントと土質の相性の試験を実施して確認し、この基準値以下となるようセメントの種類を決定していますので、安心して頂けます。
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