地盤 液状化について
こんにちは、久しぶりに「液状化」について改めて基礎知識の話です。
「液状化」とは、土が液体状に変化する現象です。一般的に地下水位より深いところで堆積した砂質土の層で発生しやすいのが特徴です。
なぜこのような現象が起こるかというと
地震の時に繰り返し上下左右に振動します。この振動により石や砂の間にある水分が動きより細かい砂の粒子が水中に浮遊するからです。
どのような被害が想定されるかというと
水道や下水、ガスなどライフラインの破損、建物の傾きなど不同沈下、ブロック塀等の倒壊やマンホールが飛び出してきたりします。また、ライフラインの破損では復旧に数か月かかる場合もあります。
建物を建てる際は液状化の可能性を指摘されたら十分に地盤改良工事の内容をご検討ください。
最後に、液状化は地震の揺れが止まってから起こる現象です。避難中に危険な箇所ができるかもしれません。液状化対策を慎重に検討して、備えましょう。