地盤補強工事 【柱状地盤改良】
こんにちは
柱状地盤改良は固化材と水を混ぜ合わせたセメントスラリーを作製し
柱状の改良体を築造することで地盤の支持力の向上と不同沈下の抑止を目的とします
今回は【湿式柱状地盤改良】についてご説明します
地中の2.0m以上8.0m以下を施工するのが一般的です
適している地盤は「砂質土」「礫質土」「粘性土」です
施工について
施工機械の選定から重要になります
この施工は工程管理項目が多く各種の管理項目を総合的に理解、管理しなければなりません
必要な設備が整っていて、定期的に較正できるような施工機械を選定します。
撹拌装置
撹拌翼が4枚以上、供回り防止板のついたものを使用します。
また、設計改良径以上改良径±10㎜以内を守ります。
地盤状況の確認
地中に障害物が無いかを確認します
地盤の対象となる土をそのまま固化材と撹拌、混合しますのでこの対象となる土を確認する必要があります。
改良の長さより1m程度までをサンプリングするのが良いとされています
施工手順としては、改良体築造のため撹拌混合方法は掘進時・引上時を1サイクルとして2サイクル(ダブル撹拌)の撹拌方式を行います。
1サイクル目どのタイミングでスラリーを全注入するなどで手順が変わります。
施工管理としては、事前に定めた管理値を満たしているかの確認を続けます。
品質管理としては「一軸圧縮試験」「改良体天端調整」「鉛直・改良体芯ずれの確認」「施工数量の確認」を行います
地盤補強工事、地盤改良工事、どれもその地盤にあった施工方法があります。
地盤調査のセカンドオピニオンや改良工事のご相談もお気軽にどうぞ!
参考資料 住宅地盤の調査・施工に関わる技術基準書 住宅品質協会