地盤 擁壁や土留め
こんにちは
地盤調査技士が現地を確認する項目の中に`擁壁‘や`土留め‘があります。
その中でもどなたでも確認できる項目がありますのでご紹介します
地盤調査を行うにあたり、擁壁や土留めの異常は健全性を評価する要因となるため敷地内および敷地境界に接する擁壁や土留めについては可能なかぎり調べています。
きれつ・はらみ出し・裏込めの陥没・目地の食い違い・頂部の押し出し・沈下・水抜き、は無いか、有ればそれはわずかか、目立つまたはかなり目立つのか
「きれつ」とは、擁壁の表面になにかしらのひび割れや裂け目のことです
「はらみ出し」というのは擁壁が膨れ上がってくる様子です
「裏込めの陥没」まず、「裏込め」とは擁壁の裏に詰める石や砂利のことです。これらが何らかの原因により陥没することをいいます。
「目地の食い違い」こちらは一目瞭然かと。目地というのは本来縦なら縦、横なら横に一筋通っているモノです。これがズレている状態をいいます。
「頂部の押し出し」擁壁の上部が下部よりも押し出されるように傾いている様子を言います。
「沈下」は擁壁部分が沈んでいなか。
「水抜き」とはあらかじめ擁壁に穴を開けておくことで埋め戻した地中に溜まる水を抜く孔のことです。水抜きがあるか無いかで大きく変わります。目視での確認が必要です。
毎回必ず近隣周辺の目視確認は実施しています。
どなたが見ても分かる項目もありますので、ぜひ土地探しや現在お住いの住宅周辺などご確認ください。